ストーリー


【四ヶ月頃その一】
8月1日
ワクチンも済んだしそろそろ散歩してみようって事で初めての散歩に出かけました。所がこれがまったく予想もしなかったのですが腰が引けてしまって前に全然進まない。二三歩進んでは座り込んでしまうのです。行き交う他の飼い主も笑っている状態。
こいつ家の中ではおっちゃくいのに・・・。
二人組で一人は先に行ってさくらを呼んだりおやつを見せたりして興味を誘う。嫌がっても引っ張ってみるなど色々やってみましたがどれもあんまり・・・。
どうも肉球が柔らかいのでアスファルト面が気持ち悪いみたいです。道路が暑いって事もありますし、当分座り込んだらしばらく抱いてまた歩かせるを繰り返しています。

8月2日
あまり興味の無かったガムですがそれでも毎日少しずつ噛んでいましたら今日小さなガムを全て食べました。でも食い意地の張ったさくらです、途中まで食べたら後はごっくん。
さくらには不向きなおやつのようです・・・。(-_-メ)

8月3日
毎日のお掃除は大変です。何しろ掃除し始めると暴れるのですから。モップを出してくると飛びかかる、掃除機のスイッチを入れると吠える。落ち着いて掃除も出来ません。モップはゆっくりとかける、さくらのいないところいないところを選んでかけるようにしています。見つけると突進してきます。
このままでは遅々として掃除が進みませんのでひどくなってきたら「NO」の号令とともにエサを待たせることにしました。ご飯の用意をするとさっさとハウスするのでそのまま待たせます。エサがかかっているので結構堪え忍んで待っています。その間に掃除を済ませます。
次の段階としてエサ無しでウェイトをかけます。これもそわそわしながらも結構待てるようになりました。
そして今はモップを見ても掃除機を見ても余りはしゃがず大人しくしていられるようになりました。だんだん進歩しているなぁ〜。

8月4日
相変わらず散歩は抱いたり下ろしたりの変な散歩が続いています。でも肉球がだんだん硬くなってきました。赤ちゃんの時の肉球って本当に柔らかくて気持ちいいんですよ〜。これが固くなると大人になってきたなぁと実感します。

プレイスというのを初めて試みました。プレイスはさくら専用の敷物バスタオルなどの上でコングなどのおもちゃにおやつを入れて与えています。必要な時にそのマットの上でいられるようにと思って始めましたがさくらにはプレイス=おやつという感があるようであんまり意味がないかなぁと思っていましたが取りあえずその上で食べるので汚れるのを防ぐことに効果があります。ヽ(^▽^;)ノなんのこっちゃ。

夏の土曜日なので近くの遊園地で花火が上がりました。良く犬は大きな音の花火を怖がるって事を聞きますがさくらはまったく動じません。雷も鳴った事がありましたが雷もまったく動じません。コイツには恐い物はないようです・・・・。

8月5日
部屋の中でジャンプして遊んでいたら着地に失敗してかなり頭を強く打ちました。しばらくさくらは変な動きをしていたので心配しましたがその後は変わりなく過ごしています。教訓、かなりやんちゃなラブなので遊び方には注意した方がいいみたい。何しろ加減とかと言う文字は存在しませんから、、、。

8月6日
居間に置いてあるゴミ箱は前は覗かないと見れませんでしたが今では顔を突っ込んで物を引っ張り出せるようになりました。捨ててある紙くずなどを嬉しそうに持って走ります。この程度の悪さは仕方ないと思いつつも毎回「NO」と注意。リビングのテーブルにも悠々と届くようになりました。
近所の人にこの「NO」という号令だけが聞こえるらしく格好悪い思いをしていますがやはり注意は毎回確実にしておかないといけないので恥を忍んで続けています。(^◇^;)
小さな紙くずなどを取るとさくらは必ず取る行動があります。それは私達に「こんなの持ってるもんね〜」と見せに来る事。多分追いかけて欲しいんでしょうね、、、、。でもその手に乗ってはいけないのでゆっくりとジワジワと詰め寄り「NO」 「アウト!」と繰り返しやっています。慌てて追いかけるとおっかけっこの遊びになってしまいます。今もこのささやかな悪戯は続いていますよ。さくらの面白いところは見ていないか周りを確認して行っているところでしょう。私は台所にいても必ずさくらの行動を監視しています、目が合うと「何もしてないよ」というそぶりを見せ、見ていないと悪戯してそれをわざわざ見せに来る。この繰り返しをしています。大人になったらそんなこともしないんだろうなと思いますが。

ある日こっそり隠れて隣の部屋からさくらの行動を見ていました。私が部屋から出ると決まって丸めた靴下やゴミ箱の紙くずなどを取ってきますからどうやってするか見ていたのです。そうしたらまず部屋を一周して何か悪戯出来る物はないかなぁ〜という目で歩いて回っていました。その姿がメチャ笑えた〜。何も無いと仕方なく座り込んで寝る。この単純な行動には本当に笑えます。