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6日目

今日も天気だ〜〜〜。超天気だ〜

んでもってどういう訳か、言葉もしゃべれへんくせに自力で遠出したいと計画を練っておりました。行き先はパリ郊外にある「フォンテーヌブロー城」です。我ながら何ちゃうチャレンジャーなのかしら・・・。そんな訳で今日は人生初の大冒険の日になったのです。
朝から燦々と太陽が入りこみ、洗面所も室内なのに日焼け止めが必要な程の日差しです

今日でミュージアムパス4日券も今日が最終日。
フォンテーヌブロー城」はパスが使えます。首尾よく帰ってこれたら「オランジュリー美術館」と「オルセー美術館」も回る予定です。

まずは初めてのERE「高速郊外鉄道」に乗りました。
私が選んだホテルは沢山の電車の駅が隣接しており、メトロ3号線、9号線のアーヴル・コーマルタン(Havre Caumartin)駅まで徒歩2分、メトロ3号線、7号線、8号線のオペラ駅(Opera)までも徒歩3分、それに徒歩1分の所にERE「高速郊外鉄道」のオベール駅(Auber)があるんです。
昨日まではメトロばかりを乗り倒してすっかり慣れ親しんだ私ですが、EREを利用するのは今日が初めて。
郊外に行くことのできる路線という事でホームに降りるところからメトロとは雰囲気が全然違いました。
待ち時間なしに次から次へと電車が来るメトロとは違って20〜30分に1本という感じなので人もまばらだし、そこにいる人たちの雰囲気も全然違うのです。おのぼりさん丸出しになるので写真なんてとてもじゃないけど撮れません。
駅の改札口で「モビリス」という1日乗り放題の切符を買おうと思っていましたが、下調べをした 「フォンテーヌブロー城」のある1-6ゾーンがありません。ええ〜〜〜無くなっちゃったのかしら・・・。まだインフォメーションが開いてないのでとりあえずリヨン駅に行くことにしました。
事前に調べていた時にもRERは治安があまり良くないのでお勧め出来ない、というようなレスも見ていたのでかなり緊張しながら乗りました。
車内での様子も暗いし地方の人が多いせいか、ほんと人種が違うっていう感じなのでかなり印象が悪いです。すんごい、きんちょーした〜〜。

乗車券は毎日使っているナヴィゴがリヨンまでそのまま使えるので問題ありませんでした。
数分で目的のガール・ドゥ・リヨン駅(Gare de Lion)に到着。
予定ではここから違う電車に乗り換えしなきゃなりませんが、何はともあれインフォメーションを目指します。
うーーん、やはりここの自販機でも1-5ゾーンしかないなぁ。と確認し、インフォメーションの中にいた黒人の男性に声をかけてみました。
すると、 「フォンテーヌブロー城」なら1-5ゾーンで行けるよって教えてくれて自販機の前まで案内してくれ、無事にモビリスを購入することが出来ました。
親切そうな人を見抜く五感が役に立った
今日の日付を入れ、自分の名前をここに書くんだよってペンまで貸してくれた案内の男性。ありがとう〜。
モビリスは一日限りしか使えないけど、今日パリに帰ってくる?って念を押して聞いてくれてほんと親切でした。
やった〜〜。無事に第一目標、「モビリス」を買うを遂行。このチケットで40分程の鉄道と 「フォンテーヌブロー城」までのパスにも乗れるのです。14.2ユーロ。
リヨン駅からSNCF(フランス国鉄)でフォンテーヌ・アヴォン駅(Fontainebleau Avon)という駅を目指します。
しかし、恐るべしリヨン駅、広いです。そして沢山の郊外行き列車の駅なのでホームが分かりません。
実際に自力で行ったという方のブログとかで下調べした情報
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A6番、ホームがあるが切符売り場を通って左側へ、もう一つホームがある。SNCF(Montreau)モントリー方面(45分)、フォンテーヌブロー行きと出る電車に乗る。
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↑これだけが唯一の頼りだったのに、私がRERに乗ってリヨン駅に入ったため、この情報とは置かれている状況が違っていて初っぱなから路頭に迷う…。大丈夫か
でもこの状況から打開するのは自分しかいない奮闘せねば
だだっ広い構内を歩いていたらいろんな駅名が乗っている路線図の看板を見つけ、線路の色で目的の電車はDの1番ホームから出ていることが分かった。それがわかれば後は看板を探すのみ。
そして、ちょうどホームに停車していた電車の一番後ろにポリスが5〜6人乗っていたのでこの電車はフォンテーヌ・アヴォン駅に行きますか?って聞いたら行くけどなんたらかんたらと説明してくれたけど理解できず。まぁいいわ、これに乗りなさいよってジェスチャー。
どうやら各駅停車の電車に乗ってしまったらしい。
電車の路線図を使って、ここの駅で降りて乗り換えよって女性のポリスが親切に教えてくれました。
ま、方向さえ間違ってなければいいや〜と。ひと段落。
8時39分リヨン発車〜
これがその車内。カラフルでかわいい。しかもさっきのRERとは違って外を走るので明るいし〜
写真を撮れるようになるのにしばらく時間がかかったけど乗客がだんだんいなくなって、カメラを出して撮影してもおのぼりさんってバレへんもんね〜。
40分で乗り継ぎ駅であるムラン駅(Melun)に到着の予定です。
この電車の中でフランス語の会話本を読んでいたら(今頃勉強なの)隣に座ったご婦人が話しかけてこられた。
私が旅行中で、フランス語は出来ないとわかっててもコミュニケーションを取ってきてくれる。今回フランス人のイメージが随分変わりました。
乗り換えの駅ムランに到着。案内してくれたポリス達もここで降り、にっこりしてくれた。
電車の中でトイレを探してうろうろするのは怖かったので、ムラン駅の構内の待ち時間にトイレに行っとこう。
すると、な〜んと入口にナヴィゴのマークがあるそう、このトイレはナヴィゴか普通の切符かを持っていないとドアが開かないのだ。システムが凄いな・・・。日本だったらほんとトレイに困るという事がないのだけどねぇ。
今は使用後の清掃サインが付いているのでこれが青に変わってから入れました。
フランスってほんとトイレが困る。。。
中はモンマルトルの丘で入った公衆トイレと全く同じ。
無事、フォンテーヌ・アヴォン駅行きの電車に乗り換えました。
自転車も乗れるんです。所変わればだなぁ〜。
やった〜〜〜。無事にフォンテーヌ・アヴォン駅に着いたのだ〜〜
これが乗り換えて乗っていた電車
フォンテーヌ・アヴォン駅からはバスに乗り換えてお城まで行きます。シャトーって書いてあるので多分このバスだろうな、観光客らしい人もたくさん乗り込んでいくので私も乗りました。
事前の情報ではバスAという事でしたが、私が乗ったのは@番のパスです。
素敵な古い街並みが並んでいる古都という感じの所まで来たら、ここが「フォンテーヌ・ブロー城」でした。
終点ではないので周りを良く見ていないと降り損ねます
人の流れに沿って歩くとバス停からすぐの所に入口がありました
うわ〜い。「フォンテーヌ・ブロー城」です
可愛い楽団が花を添えてくれます。土曜日だし、何かお祭り
なんともフランスらし〜い風景ではありませんか
11世紀、フランソワ1世が王家の狩猟場として愛されたフォンテーヌブローの森に16世紀前半ルネサンス様式で建築したのが「フォンテーヌブロー城」です。
アクセスしか調べてなかったのでどこが入口なのかしらと少し迷っちゃいましたが嗅覚がかぎつけた。
入口で音声ガイドを借りられます。もちろん日本語。しかもたったの1ユーロなのだ
絵皿の回廊
ルイ13世の寝室
ピンクで女性っぽいな〜
三位一体礼拝堂
フランソワ1世の回廊
今までに見た事のない木の美しさが前面に出た回廊です。じ〜ん。ここまで来た甲斐があったというものです
フランソワ1世の紋章サラマンダーの彫刻がドアに施されています。綺麗
私はベルサイユ宮殿よりこちらの方が好きかも知れません。
Hはアンリ2世を表しています
ルイ13世の間
「ディアナの回廊」図書室
「皇后の寝室」は16世紀末から1870年までの歴代の王妃や皇后が使ったのだそうで、あのマリー・アントワネットの為に作られたけれど、彼女は一度もここで眠ることは出来なかった。
最初に使ったのはナポレオンの妻ジョセフィーヌなのだそうです
美しい壁紙です
会議の間
玉座の間」は国王の寝室だった所をナポレオン1世が「玉座の間」に改装したんだとか。
天井のなんと豪華な事
美しすぎますねぇ
椅子の横に鷲の乗ったNナポレオンのマークが見えます。
皇帝の寝室
皇帝の執務室」ナポレオンはこの小さなベットで仮眠しか取らなかったんだってさ。回りの人が迷惑だったろうね
こちらは重要な部屋でして「退位の間」と呼ばれている小さな部屋。
この部屋でナポレオンは退位を迫られてフォンテーヌブロー条約が締結された部屋なのだそうです
奥にお風呂も見えます。ナポレオンはお風呂好きだったんだ〜
お城の外に出てきました。やはり何かお祭りをしているようでTV局などが取材しておりました。
庭も凄く広くて綺麗なようですが、ベルサイユ宮殿の二の舞になってはいけませんので程ほどにしときます
「鯉の池」鯉がたくさん泳いでいるかな〜
フォンテーヌブロー城」思ったより見どころ満載で堪能しました〜。
宮殿の中央にあるのが「白馬の中庭
この階段は「馬蹄形の階段」と呼ばれ1814年にナポレオンが退位し、親衛隊に別れの挨拶をして流刑地のエルバ島へ島流しにされてしまったという場所なのだ。
さ、パリに帰るぞ
とパスはどれかしらん・・・
降りたバス停で地元のカップルらしい若い子に尋ねた。帰りのバス乗り場はどこ何番バス
バス停はすぐにわかったが、カップルは43番のパスに乗れって言っていた。
でも待てど暮らせど43番のパスは来ない・・・。バス停の時刻表には朝と夕方の便しか載ってない、、、、。え〜〜っ
すごーく心配になって何人かの乗客に聞いた。
その中で白髪の耳の遠い、目も老眼のおばあさんが応えてくれた。「それなら1番のパスよ。私も同じバスに乗るの。」っと優しく教えてくれた。な〜んや、それ。1番のパスなら15分おき位に何本も目の前を通って行ったがな、、、
しかし、このばあさんの言う事は信じていいんだろうか・・・・。
でも43番のパスは待ってもこんし、ここは信じよう
結局1番のパスで正解だったんですが、初めに聞いたカップルが間違って違う番号を教えたので私はここで1時間近く待って物凄く心細かったんだから
耳の遠い、おばあさんに道を聞いた私も私だが、とにもかくにもフォンテーヌアヴォン駅に無事着いた。
所で、この駅降りた所とは雰囲気が違うのだ危うく降り損ねる所であった。駅は同じだけど裏通りと表通りがあるので朝降りた所とは全然違う。
ふと車窓から見たら建物にSNCFフランス国鉄のマークを見つけて慌てて降りた。危なかった
わ〜〜
終点でもないので良く見ておかねば見逃して降りられない所だったわぁーーー。
リヨン駅行きの電車に乗ったのだけど、これがすごーく高級そうな列車なのよ。シートも高級そうやし、テーブルまで付いてるよ
これって有料の車両に乗ってしまったのかしら
小心者の私はいつ乗務員から聞かれるのか心配しながらリヨンまで乗りました。
結局その間全く一人の乗務員も来なかった。つまり、この車両でも良かったわけだけど、行きの各駅停車の電車とは明らかに違うので戸惑ったわーー

ていうか、そういえばフランスに来てから地下鉄でもRERでもSNCFでも乗務員って一人も見てないわ構内でも見かけなかったし、鉄道員は運転手しかいないみたい
この電車にも自転車置き場が。
わ〜い、この電車に乗って帰ってきたんだ〜
世界の車窓からって感じのガール・ドゥ・リヨン駅(Gare de Lion)
あ〜、一人で無事に小旅行をして帰ってきたって安堵感でいっぱいです
今朝、超ドキドキしながら雰囲気の悪いRERに乗り、行ったことのない場所に冒険に行って帰ってきて見るパリの風景は朝とはちょっと違って、余計にきらきらしているのでした。
だって私にとっては本当に大冒険だったんだい自分が一回り成長したような気がします
メトロに乗り換えて「オランジュリー美術館」を目指しますが、なんとメトロが安全に見える事か。
パリに戻ったのが14時過ぎ。時間がないので急いで次なる目的「オランジュリー美術館」に行きます
チュイルリー公園内、コンコルド広場の前に「オランジュリー美術館」はあります。
ここにはモネの「睡蓮」の連作が一面に展示されています。
ルノワールの「長い髪の浴女」
こちらもルノワールで「ピアノを弾く少女」この絵は同じものがルーブル美術館にもあり、今回はその両方をじっくりと見比べることが出来ました。
私はこちらの絵の方が好きです。
道化の衣装のクロード・ルノワール」彼はルノワールの息子なのだそうです。とてもかわいいけれど、年頃の彼はこのピエロのような衣装を着てタイツを履くのがとても嫌だったのだとか。
シャイム・スーティンのフロアボーイ。
画風が好きというより、この絵のコメントに思わず苦笑した。
フロアボーイはいろいろな制服を着ている人たちの肖像画である
5部作だったかな
仕事着、制服は変化しない、それを着る人となりを消し、匿名の人にしてしまう物が制服らしい
笑えるね、日本人は子供のころから制服の集団で、まさに個人を消し去り、個性を消してしまう育て方をしてるもんなぁ。それが文化でもあるけど、確かに同じ格好、同じことをさせ、個人を消している気がする。もっと主張する日本人にならなければ世界には通用しないただのガラパゴスになってしまうね。
スーティンが日本に来ていたら、どんな風に子どもたちは写るんだろう
セーヌ川を越えて次はオルセー美術館に向かいます。
入口はセキュリティーを通るのに並んでましたが、この右奥の入口はすいすいっと入れた。それがパス専用だったかは不明だけど、とにかく入れた
この美術館広い・・・。舐めてたわ
オルセー美術館は写真撮影は禁止。
なのでこんな所しか撮れませんでしたが・・・。
オルセーは全然時間が足りませんでした。一日かけて見ても良いほどの美術品で溢れていて今度パリに来ることが出来たらここは再来確定です。
宮殿風のカフェ。綺麗です。
さて、今夜はパリの夜にふさわしいキャバレーを予約したんです。前回迷って「リド」を見たのでムーランルージュも見てみようって事で一人でも参加可能なマイバス社のツアーに参加しました。
ここは写真撮れないのでカメラは持っていかなかったのでパンフから雰囲気を
前回、「リド」カクテルショーにしたら帰ってきたのは真夜中の2時を過ぎていて翌日しんどかったので「ムーランルージュ」はディナーショーを申し込みました。17000円程。
ツアーは日本人ばかりで、大きな観光バス1台満席状態。
でもテーブルをご一緒してくださった方たちとはどなたとも初顔合わせでしたが、久しぶりに日本人の方に会い、話も弾んで食事も美味しかったし凄く楽しかったです

ただ、このツアーは最後にオチがありまして、ツアーの添乗員が横柄な人で、ホテルの前まで送るというツアーだったのに、ホテルとは随分遠い場所で降ろされた。
数人が降りた場所で「○○さんもこちらで降りてください」と言われ、ここじゃない、もっと先ですと言ったがそのたびに「え、あなたのホテルはここじゃないんですか」と凄く嫌そうに言う。
最後にはこっちが呆れてもうここでいいです!と降りるしかなかったので人気のないオペラ座を1ブロックも猛ダッシュでホテルまで走って帰った。
道がわかっていたのでまだ対応出来たけど、パリに来て直ぐだったらそこがどこなのかさえわからない。それにこっちは一人だからホテルまで迎ってくれるという点で選んだのに、信じられない。
後からマイバス社に苦情を入れたが、責任者も「パリは一方通行が多いので、ホテルのまん前まで送るの事が出来ない場合もあります」の一点張り。なんちゅー会社じゃ。
そりゃ確かに一方通行が多いのは認めるが、私のホテルはラファイエットのまん前で、その通りは一通じゃないじゃんただ単に人数が多いので早く分けて降ろしたかっただけ。
この対応はほんとに今思い出しても腹が立ちます
マイバス社は二度と使わない
せっかくの楽しい夜だったのにさ、この対応で腹立たしい夜になった。
本日も20000万歩。凄く歩いたのだぁ〜

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